【日本で働きたい外国人向け】
【機械・電気エンジニア志望者必見】志望動機の正しい書き方
就職活動を開始するにあたり、「その仕事がしたい」という何かしらの思いがあると思います。しかしそれを論理的に相手に説明するとなると難しいですよね。今回は特に機械・電気エンジニア志望者の方向けに志望動機の書き方をご紹介します。
「その会社・職種に応募した理由」を志望動機と呼びます。応募している限り志望動機は何かしらあり、「雰囲気がかっこいい」、「高収入だから」など直感的な思いがたくさんあると思います。しかしそれらの感覚的な答えを採用担当者は聞きたいわけではありません。採用担当者が「志望動機は何ですか?」と聞くのには、以下のことを知りたい気持ちがあります。
企業や職種についてきちんと調べられているか
志望度は強いのか
例えば「高収入だから医者になりたい」という志望理由では、「高収入な職業は他にあるのになぜ医者なのか?」「医者は高収入なりの知識やスキルが必要なことはわかっているのか?」などという疑問が浮かびませんか?これではもしきちんと調べていたとしても、医者という職業をきちんと調べられているかも、医者という職業を強く志望しているのかもわからないですよね。「その会社・職種でなければならない理由」を論理的に説明することが求められます。その説得力をアップさせるには、①自分のやりたいこと、②自分の得意なこと、③応募した会社の仕事の重なる部分が、貴社のその職種だったという内容を盛り込むことが有効です。
まずは自分の「その仕事がしたい」という思いに至った理由を考えてみましょう。おそらく①機械・電気エンジニアとして活躍できるスキルや経験がある、②エンジニアという職業に憧れがあるの2種類ではないかと推測されます。それぞれについてご紹介します。
・学生の場合
学生の方なら大学や専門学校でエンジニアに必要な勉強を行ったからという理由が考えられます。新卒採用なら、すでに学んでいることは他の応募者より大きくリードできます。自分のスキルを活かすことができるということからさらに一歩踏み込んで、エンジニアのどんな作業が自分は好きなのか、エンジニアとしてどんなことを実現したいのかについても考えてみましょう。
・職務経験のある場合
職務経験のある方なら前職でエンジニアの経験があるといった理由が推測されます。エンジニアとひとことでいってもその領域は多岐に渡ります。設備の提案・計画・改造・設計・製作・調達・設置・運用・管理など、どの部分に自分は携わっており、これからエンジニアとしてどのようなキャリアを実現したいのかについて考えてみましょう。
エンジニアは自分のスキルを活かした仕事で、機械や電気のプロフェッショナルになれる仕事です。エンジニアという職業に憧れを持つ気持ちは理解できますが、エンジニアは仕事をする上で様々なスキルを必要とする特殊な仕事です。なりたいという強い気持ちの他に、自分の今までの経験の中でどんなことがエンジニアに向いているかを見つけることが必要となります。
・学生の場合
学生で理系であれば、研究内容が直結していなくてもエンジニアとして働ける可能性は十分あります。単に「憧れ」という言葉だけではなく、自分のどういったエピソードから憧れを持つようになったのかを説明できれば、エンジニアとして活躍したい思いの説得力は格段に上がります。自分の得意分野でエンジニアに活かせるのはどんなことかも説明できるようにしましょう。文系の方だと採用されるのは非常に困難な道だと予想されます。自分のどんな特技がエンジニアで活かせるのか、今まで勉強してきた文系科目よりなぜエンジニアを選ぶのかということを説明できるようにしましょう。
・職務経験のある場合
エンジニアに近い経験を持っている方なら採用される可能性があります。自分の職歴のどんな部分がエンジニアとして活かすことができ、なぜ前職の職業ではなくエンジニアになりたいのかを論理的に話せるようにしましょう。中途採用は基本的に経験を利用して即戦力となる人材を募集しているので、全くエンジニアとは関係のない経験しかない場合は、エンジニアになることはかなり厳しいと予想されます。しかし「未経験歓迎」という募集もあるので、そういった募集を狙えば可能性は0ではありません。なぜ自分は今までの経験とは全く異なるエンジニアになりたいのか、自分のどんな特性がエンジニアとして活かせるのかを伝えられるようにしましょう。
志望する上で、自分の特技とエンジニアに必要な資質が一致していることをアピールできれば説得力のある志望理由になります。一般的に機械・電気エンジニアに求められる資質は以下の通りです。
「新しい技術や知識への貪欲さ」
「学習能力の高さ」
次から次へと新しい技術が開発されていく中、今の知識や経験の満足することなく努力を続ける向上心が必要とされます。また常に学び続けるため勉強が苦ではないということも資質として挙げられます。知識も資質の1つと言えますが、未経験の方は資格を取得すると「~~という理由でエンジニアになりたいと思い、〇〇資格を取得しました」という志望動機を話すことができ、エンジニアになりたいという情熱をアピールすることができます。未経験でも取得できる資格はいくつかあるので、そのような資格を取得することもおすすめです。
説得力のある志望動機は、自己分析と企業研究の結果考え出すことができます。自分がふと思ったその憧れは何なのか、なぜエンジニアでないといけないのかを突き詰めて考えることで、入社してからも満足して働き続けることに繋がります。周りの人にも聞いてみるなど客観的な意見も取り入れながら、自分と向き合ってみましょう。