【日本で働きたい外国人向け】
就職活動の身だしなみチェックポイント
「日本での就職活動は変わっている」とよく言われます。高校や大学を卒業した人を同じ時期に採用する方法が一般的だからです。しかし近年では日本人人口はどんどん減っており人手不足に悩む会社が多く、転職市場も大きくなりつつあります。またグローバル化や移民の積極的受け入れも進み、外国人採用も多くなってきています。
就職活動に不安を持つ方もいらっしゃると思いますが、日本式の就職活動のポイントをつかめば、良い印象を持ってもらいやすくなります。今回は第一印象となる就職活動での身だしなみについてご紹介します。
スーツを着る
基本的にスーツを着れば問題ないですが、以下に注意しましょう。
・色は黒か紺
・無地かストライプ
・ジャケットは暑くても持っていく
もし服装は私服と言われたなら、「オフィスカジュアル」が良いでしょう。えりのあるシャツとチノパンがおすすめです。女性はひざ丈のスカートでもOKです。スーツでもオフィスカジュアルでも、無地で地味な色(白、黒、紺など)にしておきましょう。
「えり」のあるシャツがおすすめ
ジャケットの中にはシャツ(えり付き)を着るようにしましょう。ポイントは以下の通りです。
・色は白
・無地がおすすめ
・下着が透けないようにする
シャツの下にはTシャツなどを着て、下着が透けないようにしましょう。とは言えTシャツがピンクやイラスト入りなどでは色や模様が透けてしまいますよね。下に着るものは無地の白やベージュにしましょう。
男性は靴下、女性はストッキングをはく
あまり見えない部分ですが、意外によく見られています。以下のようにしましょう。
・男性は黒か紺で無地の靴下(くるぶしの長さはNG)
・女性はベージュのストッキングをはく
くるぶし丈の靴下はカジュアルすぎるのでNGです。座った時にズボンのすそから足が見えない靴下をはきましょう。女性も素足はカジュアルな印象となってしまいます。暑くてもストッキングをはくようにしましょう。
男性は革靴、女性はパンプスをはく
靴まで気を付けられてこそ優秀なビジネスパーソンとされます。革靴もパンプスも黒を選ぶのがおすすめです。パンプスは3cmほどのヒールを選びましょう。高すぎるものはNGです。
髪型やメイク、ひげはおしゃれをアピールできる部分ですが、就職活動においてはおしゃれのアピールは基本的に必要ありません。以下のことに気を付けましょう。
髪型はまとめてすっきりさせる
長い髪の毛の人は後ろの低い位置で結ぶようにしましょう。しっかり目が合うかを確認されるので、前髪が目にかかる長さであれば、ピンでとめるか短くすることをおすすめします。寝ぐせやふけのないように気を付けましょう。
ひげをそる
ひげは清潔感に欠けるので、ひげをそりましょう。眉毛や鼻毛も整えましょう。
メイクは自然に
女性は少し化粧をすることをおすすめします。しかしあくまで自然に仕上げましょう。優しいピンクやオレンジ系のチークとリップ、ブラウン系のアイシャドウでまとめると自然な感じになります。
普段身に着けている小物も就職活動に合わせるようにすると、印象が良くなります。ポイントをつかむようにしましょう。
かばんは「ビジネスバッグ」を使う
筆記用具は毎回必要となるので、かばんは毎回必要となります。黒か紺のビジネスバッグを利用しましょう。A4サイズの書類が入り、床に置いたときに倒れないように底があるものがおすすめです。持ち手のないクラッチバッグはNGです。
アクセサリー類は基本つけない
イヤリングやネックレス、指輪などアクセサリー類はつけない方がよいでしょう。マニキュアも同様にベージュや薄いピンク以外は控えることをおすすめします。香水も好き嫌いがあるのでつけない方が無難です。しかし派手な装飾の無い腕時計はOKです。
身だしなみのポイントをおさえることも重要ですが、何より重要なのは「清潔感」です。これはどの国でも同じだと言えますが、就職活動では慣れない身だしなみのため、うっかり見落としてしまう可能性があります。以下は必ずチェックしましょう。
服装にしわや汚れはないか?
靴は汚れていないか?
髪の毛に乱れはないか?
ひげや鼻毛は整えているか?
メイクはくずれていないか?
爪は短く切っているか?
身だしなみのポイントをしっかりおさえられれば、悪い印象を与えず中身をしっかり見てくれるようになります。身だしなみを整えて就職活動をするようにしましょう。